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■白髪のメカニズム


毛乳頭のまわりにある毛母細胞の間には、メラノサイトという色素形成細胞があり、ここで、髪の色を作るメラニン色素が作られます。
しかし、このメラノサイトは、一生の間ずっとメラニン色素を作り続ける訳ではありません。メラノサイトの数が徐々に減少し、チロシナーゼと呼ばれるメラニン生成に必要な酵素の働きが弱ってくると、髪の色素が薄れて白髪になるのです。

髪の毛はどのように成長して、抜けて、生え変わっていくのかご存じですか?
毛根で作られた毛髪は1日平均で約0.4mm、1ヶ月で約8〜10mmの速さで伸び、成長期を終えると抜け落ちていきます。そして約3〜9ヶ月くらいかけて次の毛髪をつくる準備をして、再び新しい髪の成長がスタートするのです。
このため、白髪も一度にできるのではなく、メラニン色素が作られなくなった毛髪から徐々に白くなっていきます。例えば、病気などである時期いっせいに、全部の髪のメラニン色素が破壊されたとしても、頭皮から毛髪として出てくるまでには1本1本時間差があるため、一気に白髪頭になるということはありません。

白髪に関しては現代の医学の力をもってしてもその原因は謎で、まだ完全に解明されていないのが現状です。白髪になるメカニズムは解っていても、なぜ白髪になるのかという根本の原因が解らないのです。普通はメラニンを含んだ細胞がそのまま押し上げられて皮質(髪の毛の一番多くを占める部分で、のり巻スシで言うとご飯の部分)をつくるので、毛は黒く見えるのですが、色素細胞にメラニンをつくる力がなくなると白髪になってきます。白髪は一般的には老化による年齢的なもので、メラニンをつくる能力が次第に衰えて色素が消失したものですが、身体の機能までが老化しているということではありません。

 
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