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■女性に多い尿漏れ・頻尿
女性に多い尿漏れは、加齢や出産を経て起こりやすくなるといわれ、実に成人女性の3〜4人に1人が経験している症状です。しかし、羞恥心から医療機関などに相談できず、尿漏れのメカニズムを知らずに1人で悩む人も多いようです。正しい原因と対処法を知ることが、尿漏れ治療の第一歩です。
男性の場合、尿道はほぼ20センチの長さで、周りの組織にしっかり囲まれ固定されています。また膀胱の出口には前立腺があります。このために女性に比べて尿を出しにくい構造になっています。女性の場合、尿道は約3センチのまっすぐな管で、出口は内臓を支えている筋肉に囲まれています。このような体の構造から、尿失禁のなかでも、特に出口の抵抗が弱まったためにおきる腹圧性尿失禁は圧倒的に女性が多く、男性は出口にある前立腺が年齢とともに大きくなって、排尿困難をおこしやすくなるのです。男性は出しにくく、女性は漏れやすいのです。
尿が近かったり、漏れたりすると水分を控えて飲まないようにしている人がたくさんいますが、水分はきちんと摂るようにします。目安では一日コップ5杯〜8杯程度です。もしコーヒーやお茶などで特にトイレが近くなるようであれば、ご自分にとってあまり刺激のない飲み物を摂るようにしましょう。
尿漏れは大きく分けて2種類あり、尿意を感じトイレに行こうとして途中でもれてしまう切迫性尿失禁と、立ち上がったりお腹に圧力がかかることで尿が漏れる腹圧性尿失禁があります。腹圧性尿失禁は、加齢や肥満、妊娠などによって骨盤底筋がゆるみ、それまで支えられていた膀胱が下降して尿道が短くなり、くしゃみなどのちょっとした刺激でも尿が漏れてしまうことで起こります。妊娠や出産による骨盤底筋の損傷に加え、肥満によって内臓を支えられなくなる場合、更年期による女性ホルモン低下、加齢により筋肉が弱まった場合などに起こりやすい症状です。
最近話題になっている過活動膀胱は、我慢できないくらいトイレに行きたくなり、行く途中で漏れてしまったり、頻尿という症状が複合的に起こります。切迫性尿失禁も過活動膀胱の症状のひとつです。この病気には、神経系の病気や内臓のトラブルが隠れていることもあるので、症状を感じたら医師に相談しましょう。
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